どうして歯周病になるの?
みなさんこんにちは。
まくり歯科です。
ここのところ天気が不安定で、気分もなんとなく
どんよりしがちになりませんか?
そろそろ梅雨の時期になりますね。
梅雨はジメジメしてカビなどの菌が増える時期でもあります。
菌といえばお口の中にもたくさんの菌が住み着いています。
虫歯菌や歯周病菌はよく耳にする菌ではないでしょうか。
歯周病は歯周病菌という種類の細菌感染による炎症を伴った歯肉の病気です。
お口の中にはいわゆる善玉菌といわれる細菌もいます。
健康なお口の中ではこの善玉菌が悪玉菌から歯を守っています。
しかし歯磨きを怠ってしまうとお口の中の細菌バランスが崩れて
悪玉菌がとたんに繁殖していきます。
これがプラークとなり歯面にくっつき溜まっていきます。
歯面に着いたプラークから細菌がさらに繁殖し歯肉を攻撃していきます。
攻撃を受けた歯肉は炎症を起こし、歯周組織の奥にまで細菌が入ってきます。
そうすると歯を支える歯根膜や、歯が埋まっている歯槽骨までもが
ダメージを受けてしまいます。
炎症が広がるとこの支えが破壊され失ってしまうことに繋がります。
支えを失うと歯は動揺しやがて抜け落ちてしまうこととなります。
さらに細菌は血液の中にも入り込み全身へと巡っていきます。
脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす血栓の中に入り込んだり、
糖尿病の悪化を招いたりします。
歯を失うことで体のバランスご崩れて骨折しやすくなったり、
認知症発症リスクが高くなったりします。
お口の中の悪玉菌である歯周病菌を減らすことはお口の健康にとって大切な事です。
自宅でのセルフケアや歯科医院での定期検診やPMTCなど日常的なケアを
積極的にしていくことで歯周病の悪化リスクを回避していくことができます。
このコロナ禍でなかなか足が遠のきがちになりますが、
歯周病は症状がなくでも進行してしまう実はこわ~い病気です。
コロナ禍で虫歯や歯周病の方が急増している今こそ、
しっかりメンテナンスしていきましょうね!!