総入れ歯でも歯ブラシは必要!?
こんにちは!まくり歯科クリニックです。
もう年末がどんどん近づいてきていますね。
そろそろ大掃除の準備も始めていきたいところ・・・。
毎年ぎりぎりまで動けないので、今年こそは!です(笑)
さて今日のブログは、
総入れ歯でも歯磨きは必要なの?のいう疑問にお答えします。
総入れ歯を使用していて、
「どうせ歯がないのだから、入れ歯だけきれいにしておけばいい!」
と思っている方はいませんか?
いいえ、そんなことはありません!
実は歯が無くてもお口の中のケアはとても重要なことなのです。
歯が無いことによって起こる口腔粘膜の危険性や
行って欲しい口腔ケア法などについてご紹介していきます!!
危険その① 肺炎を引き起こす?!?!
粘膜の清掃をせずに不潔なままにしておくと、
汚れの中で細菌が繁殖し気管を通って細菌が肺へと侵入・・・・。
それが引き金となり、肺炎を引き起こすという事態を招く恐れがあるのです。
危険その② 入れ歯が安定しなくなる?!?!
歯茎に歯が無くなり、入れ歯が乗っているだけの状態では刺激が伝わらないため、
歯茎の退縮が起こりはじめます。
歯茎の盛り上がりが少なくなると入れ歯を安定させる吸着力が働きにくく、
安定しづらくなってしまいます。
危険その③ 粘膜の免疫力が低下する!?!?
唾液には、体内に侵入しようとするウイルスや細菌の活動を抑制する抗菌作用によって
身を守る「免疫システム」があります。
歯茎がブラシによる刺激を受けないでいると、唾液の分泌量が低下し、
粘膜の免疫力が低下してしまうのです。
では、入れ歯を使用している方はどのように口腔ケアを行えばよいのでしょう。
ケアを怠るリスクが多い「総入れ歯」の方に、
ぜひ行ってほしい口腔ケアをご紹介します。
- 口腔ケアの必需品
入れ歯を外した状態の口腔内は、やわらかい口腔粘膜だけになっています。
先にスポンジが付いたケアスポンジや、
指に巻いてふき取るタイプの口腔ケア用ウェッティ、舌ブラシなどがあります。
- 粘膜の清掃
頬の内側や頬と歯茎の間、唇と歯茎の間、上あごの義歯床が当たる部分、
歯茎の土手などをマッサージするようにしてやさしく磨きます。
舌の表面には舌苔が付着しますので、舌ブラシでやさしく擦るようにしましょう。
細菌の繁殖による健康への悪影響や、
入れ歯が入れられなくなるような口腔環境の悪化を招くおそれがあります。
また、定期的に歯科検診を受け、
入れ歯の適合チェックや口腔内の状態チェックも大切ですよ~☆