顎関節症の治療法
顎関節症の治療法
・顎関節症とは
咀嚼筋痛障害、顎関節痛障害、顎関節円板障害、変形性顎関節症の分類に分けられます。
口が開けにくい、顎が痛い、顎を動かすと音が鳴るといった主に3つの自覚症状がみられます。硬い物が食べにくい、お寿司など一口で食べることが困難、顎が外れるなどと普段から不便なことが起こります。命に関わるような病気ではありませんが、生活に支障をきたすことがあるため早めの治療が望ましいです。
・顎関節症の治療方法とは
まず始めに3つの方法治療を行います。
- 運動療法:筋肉をほぐすマッサージを行います。これに加えて、生活習慣の見直しをします。(頬杖をしない、硬い物を痛みのある方で噛まない、食いしばらないように意識するなど)
- 薬物療法:痛み止め、抗不安薬など症状に応じて対応します。
- スプリント:スプリントとは顎関節症のためのマウスピースです。クッション性をつけて顎への負担を減らすことや夜間の歯ぎしり、食いしばりを防止することができます。
ほとんどの患者は3か月~半年程度で改善されて生活に支障をきたさなくなります。
以上でも改善されない場合は・・・
- マニピュレーション法:顎にある関節円板を正しい位置にもどす治療をします。麻酔や生理食塩水を使用した後に、ドクターの指示により顎を動かして正していきます。
- 外科手術:2~4%は外科手術を行わないと改善しないことがあります。保険適用の治療で、症状や分類により治療法は変わります。
顎への違和感を感じたら早めに歯科医院を受診して下さい。